キャップの物欲。

欲しいもの、やりたい事いっぱい。お金とスペース少し。人生のトレードオフ日記。

ビール②

さて、ビール好きは多いけどビールの

作られ方って意外と知られてないんじゃ

ないだろうか?

原材料は、基本は麦とホップ酵母と水だ

特に日本は法律で余計なものを入れると

ビールと名乗れない

f:id:cap18:20190521162905j:plain


しかし法改正で加えることが出来るようになった。

だから、2019年以降は苺入りでもチョコレート入りでも

ビールとして売れることになったのだ

だからと言って、メーカーにとっては

嬉しい話だけではない。余計なものを

入れることによって、発泡酒の扱いに

なるので、酒税が下がってたが、

ビールとしてカウントされるから酒税が

高くなるってわけだ

ま、それは置いておこう。

 

ともかく、いわゆるビールは上記の

四つで作られてる。

まずは麦だ。麦と言っても

大麦の麦芽のことで、「モルト」なんて

洒落た名前で書かれてることも多い。

麦芽って何よ?って人も中にはいるかも

しれない。

これは発芽させた麦のことだ。

豆から芽が出てる様なものを想像すれば

間違ってない。

その出てきた芽を切り取って、残った本体

を乾燥、焙煎させるのが最初の段階だ

f:id:cap18:20190521163208j:plain

 

いや、なんでわざわざ発芽させてから

切り取るのよ?って気持ちわかります。

麦は芽を出すことによって、その本体の

中を糖化させる酵素を作るのだ

これがビールの甘みとかコクに繋がる

 

因みにサントリーはこの麦の原材料に拘って作ってるので、

ビール名に「モルツ」と付けている。

さらにもっと厳選した麦にプレミアムなポップを加えたのが

プレミアムモルツってわけだ

 

話を戻そう。

芽を切って乾燥させた麦芽をを炒る(今風に言うとローストする)。

コーヒー豆とかと一緒だ。

そのロースト具合でビールの色が変わるわけなのだ

だから、真っ黒になるまでローストすると

黒ビールの元になるってわけで、ローストが

軽いと黄色っぽい、ローストが長いとオレンジっぽい色に仕上がる。味もローストさせる

時間が長いほどコクがます。

だから色が薄いビールは飲みやすいという 印象はあながち間違ってない。

 

そのローストした麦芽を粉々に粉砕して、

それをお湯で溶いてドロドロする。

醤油や日本酒で言う「もろみ」と同じ状態っすな

そのドロドロの麦水みたいなものを

濾過して、カスなどを取り除く

この際の最初に濾過されたものを

一番搾りって言うわけだ。キリンの

商品名にもなっている。

じゃあ、二番絞りってなんなのよ?って

なると、濾過した際にフィルターに

残ったカスにさらにお湯をかけて、

残りを絞り出したものってことなる。

 

こうして、大麦を発芽ロースト粉砕お湯で溶かして濾過  したものを

麦汁(ばくじゅう)と言う。これがビールの大元ですな

 

その麦汁にポップを加えて煮込みむ。

ポップって、緑色の香りが高いけど

食べると苦そうな葉っぱみたいな花だ

ま、ハーブみたいなものと思えば良い。

f:id:cap18:20190521163613j:plain

ポップは主に苦味と香り担当なので、

多いと苦くて飲みごたえのある香り高い味に

なるわけだ

 

日本の四大メーカーの特徴を考えると

キリンは苦さに寄せている

サントリーはコクと香り

なので、上記の二社はポップへの

拘りが強いのではないかと思う。

アサヒは、酸味と喉越しに寄せてるので

あとで説明する糖分を抑える工法に拘りがあり、

因みにエビスは、アサヒの逆で糖分(甘み)を増やしてる飲み口と感じる

サッポロは、全体的にバランスの

取れた味でアサヒと同じく喉越しに拘って作ってる印象だ。

  • キリン苦味と爽快さ
  • サントリー香りとコク
  • アサヒ辛口と喉越し
  • サッポロバランスと喉越しです。

そういう意味ではプレモルが一番差別化できており、女性ウケもしてたのは理解出来ますねー

ゴクゴク系の男子に対して香りの女子いうね

今は、バランスの良いサッポロ黒ラベル

流行ってるみたいですけどねー

 

話が毎回長くなるので、今日はここまで。

大麦から作った麦汁にポップを加えて

苦味と香りをつけるというところで

今日は終わります。