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テレビの選択1.0 機能説明 「今、買い替えそうなもの」シリーズ 4

テレビの選択1.0 機能説明

「今、買い替えそうなもの」シリーズ 4

 

前回は、通信会社とスマホの乗換に関して書きましたが
今回は年末年始に安売りで買い換えそうなものとして
テレビを選択します。

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去年の12月からBSでは4K放送が始まっていますし、
ネットフリックスやアップルテレビ、ケーブルテレビ等で
映画やドキュメンタリーを4K配信してますので
見れる機会が増えたので、そろそろというわけですね。

実はもう一つ、大きな理由があります。
今まで発売されていた4Kテレビは4K放送用の
チューナーが載っていなかったんです。
それが去年12月の放送開始を受けて、今年のモデルから
チューナ搭載機が増えました

そして、ここが大きいのが、地上波の4K放送開始が
未定なことです。
規格すら発表されてません。時期も発表されてません。
4K対応テレビが普及するのを待っているという、
表向きの説明なので、オリンピックが終わって
4Kテレビの普及に目途が付いた頃以降となるでしょう。
となると、早くて再来年の2021年、遅いと2022年以降も
ありえますね。
だから、待ってても仕方ないんです。

 

①BSの4K放送は始まっている
②ネット配信で4K放送の映画が見れる
③来年はオリンピック
④地上波4Kは未定。早くて2年後

 

以上の条件で、そろそろ買っても良いかなって
タイミングとの判断です。

そんなわけで、おすすめのテレビを紹介しちゃいますが、
その前にいつも通り、簡単に機能の違いからいきます。

 


①液晶か有機EL

スマホの時にも書きましたが、ディスプレイの仕様は
一番、目にするところなので重要度1位ですね。
一般的には、液晶よりも有機ELの方が最新技術なので
液晶が下、有機ELが上ってイメージですよね。
ま、細かいことを言わなければそれでよいのですが、
一応、有機ELにも苦手なことがありますので、
特徴の違いを説明します。

液晶は、後ろから液晶に光を当てて発光するので、
黒や暗い色も光が当たる分、明るくなってしまいます。
しかし、有機ELは自身が発行するので、黒が黒いんです
黒が黒いのは当たり前ですが、それが表現出きるってことですね。
なので、白と黒の差がはっきりと出るので表現力と精細感が
大きくアップするわけです。

逆に有機EL苦手な事は、白の表現です。
後ろからライトを当てないので、光力が劣りますし、
色の組み合わせで白を表現するので、純粋な白を
出しずらいです。
さらに、暗い場所は光をオフにできる特徴の副作用として
画面に自分や部屋が移りこみやすくなります。

そんなわけで、有機ELは液晶の上位というよりは、
以前に流行ったプラズマテレビの現代版といった感があります。

なので、映画を見たり、部屋を暗くしてシアターモードみたいに
する場合は特性を完全に使いきれますが、明るいリビングで
見る場合は、液晶の方が優れている場合もあります。

とはいえ、最新の有機ELは苦手分野も克服しているので
前述のとおり、細かいことを言わなければ、
有機EL>液相 で良いかな~と思います。

しかし、だいぶ安くなってきたとは言え、有機EL
値段が高いので、使用状況次第では液晶で十分とうケースも
まだまだ多いです。

リビングで明るい光の元、テレビ番組を中心に見るという場合は
液晶を選択しても充分、こと足りるでしょう。
無理して高い有機ELにしなくてもよいです。

逆に部屋を暗くして映画やライブ動画を見る時間を作れる方
「最低でも5年、長ければ10年は使うから、ある程度
予算は作れる」って方は、有機ELを選んで欲しいですね。


②画面の大きさ

テレビ画面は大きい方が凄いという、思想とも言える様な
考えを持っている人って割と多いです。
予算があるなら、とにかく大きくしたいというね
でも、いくら予算があっても適切な大きさってあります。
さらに適切な大きさにすることにして、他の機能に
予算を振り分けた方が良い場合もありますので
一応、おおまかな指針を書いておきます。

テレビは55インチ以下と、それ以上で値段が大きく変わります。
つまり、大きさで言えば55インチが最もコスパが高いと言えるので
もしリビングに買うなら55インチがおすすめです。
無理して65インチを買うと割高になるし、
大きすぎるという結果にもなりかねません。

 

家電屋に行くと、広いスペースに高い天井でディスプレイされてるので
「55インチじゃ小さいかも」て気持ちになるかもしれませんが、
リビングなら55インチを基準に考えましょう。
そして、さらにテレビを見る距離が1m以上取れない場合は、
55インチでもオーバーサイズです。もう少し下のサイズも
検討しましょう。

 
では大きすぎるとなるがデメリットになるか?
と言いますと、
画面を見てる際に、目(眼球)と首の移動が
必要になってくるってことです。
例えば、映画の字幕を読んでから俳優の表情を
見るなんて動きになるので、目と首が非常に疲れます。
気が付いたらテレビのバラエティもテロップばかり読んでて
実は大して画面見てないじゃん なんて事にもなります。

また、寝室や子供部屋のテレビは小さくしましょう。
特に子供は画面によっていく傾向が高いそうなので
デカ過ぎる画面は目と首にダメージを与えやすいでしょう。

というわけでとりあえずの基準として55インチで
話を進めていこうかと思います。

 

③画像エンジン

ここは画質に関わるミソの部分なので、各社はここに
違いを持ってきてます。

データとして入ってきた映像の情報をどのように
ディスプレイに表示させるかということで
処理工程別にいくつか機能があり、それを搭載しているかどうか
その精度はどうかが値段に大きく反映されてきます。
逆に言えば、ここに違いがなければ、各社のテレビは
ほとんど同じものということになります。
では、その機能の一般的なものを説明していきましょう。

A  高精細化とノイズ除去
これは入ってきた映像情報を一度、細かく切り分け(高精細化)、
ノイズ(例えば、ゴミの様に見えるデータの破損部分等)を
取除く技術です。搭載しているテレビは多いです。
この能力に力を入れている会社は、名前も付けている場合が多いです。
古い動画を見る際にも役立つメインの機能です。

B  超解像技術
こちらは、アップコッバートと言われる技術で、例えば、
地デジのような4K水準に満たない粗い画像を4Kの
ディスプレイ向けにアップ変換してくれます。
古いDVDやブルーレイもアップコンバートしますので
非常に重要ですが、高級機種が搭載していることが多いです。

C  HDR技術
簡単に言うと、明るいところと暗いところの光量の差を
細かく正確に精細に分けて表示する技術で、4Kと有機EL
組み合わせにとても相性の良い機能です。
光の加減を精細にするこにより、奥行き感が強く感じられ、
まるで3Dの様に見えます
もちろん、大本の動画がその水準でなくては本領が発揮できませんが
HDR水準以下の映像もアップコンバートしてくれる機種もあります。

D  倍速機能
簡単に説明すると一秒間に表示するコマ数です。
この倍速機能がついてないと、スポーツの様に
早い動きをした場合、残像が残り、動画がボケたように
表示されてしまいます。
特にボールなどはボケやすいので、スポーツ中継を見る人は
搭載必須の機能と思います。

その他の機能もありますが、それは個別で紹介します。
基本は以上の機能があるかないか、またどの程度精度が高いかで
メーカー、値段が変わりますので、覚えておいてください。


④搭載チューナー

いくら機能が良くてもチューナーがついていなけば、
それはテレビではなくモニターです。
最近はPCだけで完結したり配信でテレビ見る人も増えたので
あえてテレビを買わずにモニターを買う人もいますが
リビングに置くにはやはりテレビってことになりますので
チューナーが必要になりますね。

搭載チューナーは種類と数を見れば大丈夫です。
よくある組み合わせは
地デジx2、BS/CSx2 てパターンですね。
それぞれ二つ付いてるので、ある番組を見ながら、
裏番組を録画できるわけです。
これが一つしかないと見ながら別番組を録画したり
同じ時間帯の番組を同時録画できないので不便ですね。

さらに2019年のモデルからは、BS/CSの4Kチューナー
搭載されるようになりました。
これにより、別売りのチューナーを買う必要がないので
テレビだけで完結できて操作が楽だし、配線による劣化も
なくなります。これからテレビを買うなら、4Kチューナーが
内臓かどうかは大きなポイントですので要注意です!


⑤ネット配信と音声操作

最近はAmazonプライムやネットフリック、ダゾーン等の
ネット配信を見る機会が増えました、その受信機
テレビに搭載されているかどうかですね
搭載されてなければ、例えばAmazonファイヤースティックみたいな
外付けの受信器を接続する必要があります。
配線増えるので嫌ですよね。
また、アレクサのような音声操作に対応している機種もあります。
「テレビつけて」みたいな感じで声でテレビ操作できます。

 

⑥スピーカー
10年くらい前までは、テレビのスピーカーって
とりあえず音がなるだけって感じでしたが、最近は
各社、力を入れてて、ちょっとしたホームシアター買うくらいなら
これで十分ってレベルまで作りこんできている機種もあります。

 

⑦その他
テレビ番組表の見やすさ、番組の検索にしやすさ、
自動検索のAI機能、外付けHDRに録画したものを
ダビングできるかどうか 等細かな機能の違いがありますので
個別で説明します。


と、言う感じで一概にテレビといっても、こんなに
差があるんですよ!
なので、3つのレベルに分けておすすめのテレビを
紹介したいと思います。

私の個人的感想として、スマホほど早い周期ではありませんが
2年くらいで機能は最新ではなくなりますので
(もちろん耐久年数は5~10年を想定してますが)
月1万円づつ償却していくと仮定して、もしくは24回払いで
買うと仮定して、上限を24万円くらいに設定したいと思います。
それ以上の高いものを買うと、今度、地デジが4K等になって
買い換えたい、もしくは8Kや16Kが主流になり始めた時に
「ウチはすごい良いテレビを買ったから」という理由で
買い替えが遅れてしまう原因にもなります。
めちゃくちゃ金が余っている人以外は、24万円以下が良いでしょう。

というわけで
有機EL搭載の新型(12万~24万ゾーン)
②液晶の高機能型(8万~15万ゾーン)
コスパ重視の格安型(5万~8万ゾーン)
の三つに分類して連日紹介していきます。