キャップの物欲。

欲しいもの、やりたい事いっぱい。お金とスペース少し。人生のトレードオフ日記。

読書録①

読書録①

 

酒を呑んでるだけの人生と思われても

嫌なので笑、読んだ本の感想も書いて

いこうと思います。

割と読書好きで今まで色々と読んで来ましたので、有名な本とか過去に読んでしまってる

場合は、もう一度読んで書くのも何なので、

なにかのきっかけで最近読んだものの中からまぁ人に勧めても良いなってものを選択してっ書いていきます。

今回は自己啓発系です。

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読書録①

 

『王様の速読術』  斎藤栄

 

本から知識を得て知恵に昇華させ

いざという時の決断力、ひらめきにつなげるための

読書方法。フォトリーディング(写真読書)という

ページを写真の様に捉えて記憶するという速読法を

中心に説明している。

単なる、飛ばし読み、ななめ読みにならないよう、

しっかりと目的意識を持って読むことが重要。

具合的には

①プレビューする(表紙や目次等を見て作者の意図を感じる)

フォトリーディング(各見開きページ2秒だけ読む)

③スキャンイング(見出しと一行目を中心に作者のキーワード、自分が求めているキーワードを見つけて、それにそった項目を重点的に読んでいく)

④読んだら(インプット)復習して内容を整理(私の場合は読書ノート)出力する(私はブログに書いたり友達に話す)

をすることにより、より身に付く。

といった感じの内容だ。

読書(特に自己啓発や仕事に関する知識を得るための本)を

する際の作業が大きく変わるかもしれないので、一読をおすすめする。

 

因みに速読以外で気になったのが、

人間の記憶力に関する記述ヘルマン・エビングハウスの実験によると、

人は記憶したことを一時間でおよそ56%、九時間後で64%、

六日後には76%を忘れてしまうそうだ。

これは無意味なことを丸暗記した場合の実験なので

目的をもって本を読んだ場合はそこまでひどくないはずだが、

人間はかなり忘れやすい。

おもしろいのが九時間以内に半分以上忘れてしまうのに、

それ以降はかなり緩やかになる。

その点を考えると、九時間以内の復習は重要だ。

 

また、もう一つ、裏テーマの様に書かれいて話がある。

これはとても興味がわいたので、私の意見も含めて書いてみる。

知能を指数化するものとして有名なのがIQだ。

IQが高い人を見ると雲の上の人に感じる人も多いと思う。

しかし、IQは理解力や記憶力等の脳の一部を測定しているに

過ぎない。所謂「左脳的」な分野である。

最近は、人間関係や感情面のスキルも知能に含めるべきだと考えられEQ という知能指数が提唱されてるらしい。

所謂「右脳的」な分野だ。

好奇心や感情のコントロールコミュ力。こちらの方が得意な人も多いだろう。

IQIのインテリジェンス(理解力、思考力)に対して、

EQEがエモーショナル(感情の制御)て訳だ。

そして、さらに筆者が第三の知能として言っているのがSQだ

SQのSはスピリチュアル。日本語だと精神力と言って良いかもしれない。

海外では、このスピリチュアルの研究がここ20年でとても進んでいるらしい。

科学者が大マジメに、人間の究極の目的や価値探究、もっと崇高ななにかが

あるかもしれないと研究しているそうだ。

「生きがい」「使命感」「救い」等もそうだ。

自分がよければ他の人は損してもよいのか?

損得勘定だけで動く人だけではないはずだ。

友達が困っていれば無償で助ける人は多いだろう。

見知ぬ人、例えば外国で災害で困っている人がいれば

募金をする人もいる。

これを「愛」と呼ぶ人もいれば「心」と言う人もいるかもしれない。

そして、この崇高な目的に向かう能力を察知する力をSQと言うのだそうだ。

具体的には、グリットコンピューティング、または仮想通貨で話題となった

ブロックチェーン技術を想像すると良いかもしれない。

個々では大したことのないパソコン同士をネットワークでつなげあたかも一つのスーパーコンピューターの様に動かす。

これを人でやる。IQEQはあくまで、個人の能力であるが、

それがSQという見えない力を使って、世界中の人たちが

ある崇高な目的に向かって動いていく。

そんな未来を想像してしまうのだ。

これは私が好きな素粒子の理論と似ていて、

素粒子の話は素人語りながら、いつか取り上げたい)

とても興味深い考えだと思うのだ。

 

そんなわけで、「王様の速読術」。ただ早く量を読めば良いのではなく、

本から知識をいかに最短で受取り、それを知恵としてアウトプットできるか

さらにその先にある、新しい出会い、新しい発想、新しい世界との繋がり

これが人生の宝となるのだ。というお話でした。